
「人間関係」にばかり意識が向かってしまう理由
2017/04/19
ぼーっとしている時間にも、
つい「人間関係」での出来事を考えていたり、
それが、良いイメージならまだしも、
不安に感じたり、
自分にとってあまり良くないイメージを
持ってしまうこと、ありませんか?
しかも「考えよう」と思っていないのに、
自然と考えてしまう...
そんなネガティブなイメージを持っては、
嫌な気持ちになって、落ち込む。
そんなことが、
オートマティックに続いていたとしたら、
それは、あまり価値がないことですよね。
最近、
『ハーバード集中力革命』
(医学博士/精神科医エドワード・M・ハロウェル)
という本の中で知りました!
脳の「デフォルトモード」では、
どうやら「他の人のことや自分自身のこと、そしてその関係性」
つまり「社会認知」をしているそうです。
脳は、私たちが一見「何もしていない時間」も
たくさんの仕事をしています。
脳が「デフォルトモード」に入って、
神経網を活性化させているのです。
この状態の時に、
実は多くのエネルギーを
消費していることが分かっています。
それは、問題に取り組んだり課題に集中している時と同じか、
それよりも多いエネルギーを消費するそうなのです。
興味深いのが、そのデフォルト時に「社会認知」を行うわけです。
人間は脳の休止時間に、社会的なことを考えるようにできている。
と言うのです。
心理学者で、社会認知神経科学の第一人者、マシュリー・リーバーマンはこう書いています。
「脳は、空き時間に微分積分を学んだり論理的な思考能力を磨いたり、
どんなことにでも使えたはずだ。
ところろが進化は、私たちの脳を社会的に考えるように作ったのである。」
21世紀の脳科学 ー人生を豊かにする3つの能力(講談社/2015年/32ページ)
どうやら、ぼーっとしている時にこうしたことを考えているのが、
デフォルトだったのなら仕方がない...
だけど、このメカニズムを知って、
オートマティックに、悩んでいたとしたら、
それに、『気づく』ことが出来れば 抜けやすくなります。
さらに、そこで役に立つ「問い」を自分に使えるようになると、
もっと出来事のポジティブな側面から捉え直すことが
出来るようになっていきますよ。
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