呼吸法

ハタヨガ・プラディピカは、古代のヨガの教典であり、プラーナヤーマを実践するのは2つの理由によるとしています。
1つ目は、プラーナヤーマは「ナディ」を浄化する事。
2つ目は「スシュムナー」の中のプラーナの流れをつくる事。

ハタヨガの教典は、私たちの体にはナディと呼ばれる管あるいはチャンネルがたくさんあるとしています。
私たちの健康は、これらの管が詰まっていない状態を保つ事にかかっています。
肉体のレベルでは、管は循環系、消化器系、呼吸器系、リンパ系など。
微細体のレベルでは、神経衝撃、思考、気分。こうしたチャンネルがブロックされると、私たちは感じたり、周りの環境とつながったり、あるいは自分自身とつながる能力を失います。

つまり、ナディと呼ばれるの管の詰まりを取り除くことで、私たちの内部で何が本当に起きているのかを感じる手助けをしてくれるのがプラーナヤーマと言えます。

クリパルヨガのクラスでは、プラーナヤーマは「今の瞬間」に身体を引き入れる為に行います。
プラーナヤーマでもたらされた感受性を持って、ポーズの効果を高め、そして身体意識を高める事で怪我の防止を促します。

<代表的なプラーナヤーマ>

ディルガ・プラーナヤーマ 3部からなる完全で深い呼吸で、すべてのプラーナヤーマのウォームアップにも使われます。
ウジャーイ・プラーナヤーマ 海の音の呼吸で、瞑想的かつ気持ちを落ち着かせます。ポーズをとっている時にも使われます。
カパーラバーティ・プラーナヤーマ 腹部の緊張を解く強いプラーナ・ヤーマです。呼気を積極的に行います。
ナーディ・ショーダナ 瞑想的でリラックス効果のあるプラーナヤーマで、鼻から左右交互に呼吸します。

(トレーニングマニュアルより引用)

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