「失敗しないようにする」ことに、上手になりすぎている

2017/11/11

僕はこれまで9000本以上のシュートを外してきた。

これまで300試合近くに負けてきた。

決勝シュートをまかされながら、外したことが26回ある。

人生で何度も何度も失敗してきた。

だからこそ、こうして成功しているんだ

ーマイケル・ジョーダン

私はかつて、トレーニングの場において
「失敗」をしたくないと強く思っていて、
それゆえに「チャレンジ」することが出来ずにいました。
どうしても「うまくやろう」としてしまい、
今までと同じパターンを使い続けてしまうのです。

それは学びにおいて価値がないことをわかりながら、
変えることを難しく感じていました。

全く新しい体験をしているときに、
うまくいかない経験をしても、
それが評価されるものではないと思います。

だけど、上手にできる人が「褒められる」ということが、
これまで身につけてしまった『常識』のように思います。

うまくできればスポットライトを浴びる。
そういうシーンを今でも見ています。

だけど。個別のスキル差がある状態であれば、
設定すべきチャレンジは個人ごとに異なるもの。

そこで、比較の対象を他者に向けていたとしても、
それは学びのプロセスにおいて、何の役にも立たないことです。

そうしたことを頭では理解していても、
自動的にそう感じてしまう「失敗しないように」と
思うことが、余計に自分を緊張させているようでした。

 

私たちは、「失敗しないように」することに、
上手になりすぎているように思います。

 

それは、例えばかつて「失敗」をした経験から、
もう二度とあんな恥ずかしい思いはしたくない。
あんな挫折感を味わいたくない・・・というような、
自分の中に持ってしまったネガティブな感情なのかもしれません。

「失敗」しないように、安心してできること、
自分の慣れ親しんだことをし続けたり、
「チャレンジ」のハードルを下げてしまったり。

そうやって、チャンスが目の前にあっても、
それをつかむことよりも、諦めることに慣れてしまう。

そんな風にチャレンジを恐れ続ければ、決して成長はできません。

だからこそ、その「失敗」をした経験に対して、
過去の感情に引っ張られることなく、
「今、この瞬間」しっかりと、この場にいて、
ありのままを観ることができれば、
未来は、本当に求める方へと進めるようになります。

 

今の時代。私たち自身も、そしてこの地球も。
多くの課題を抱えています。

そして、私たちが今までのままのあり方でいては、
世界が変化していくこの時代に、対処できなくなっていく。

そう感じます。

 

そのために、過去の失敗や未来の不安に、
心のエネルギーを奪われることなく。

「今この瞬間にいる」「そこに心を集中させる」ことができると、
自分の中のジャッジが静まり、「気づき」が生まれます。

 

そうしたマインドフルネスな状態で、
私たちが本来的な自分とつながり、
潜在的な能力を十分に発揮できることは、

コミニュケーションや、プレゼンテーション...
人生のあらゆる場面で、とても価値のあること。

 

Stage Delight Pre "Zen" tation Approachesは、

「プレゼン」に、"Zen"=禅が含まれています。

このプレゼンテーションのスキルトレーニングでは、
『本来的な自分とつながる』
ということもスキルとして、身につけていきます。

ですから、その瞬間にしっかり集中できて、
自分とつながり、そして聴き手とつながれる。

その”場”にいるみんなが一つになって、
”場”を導いていけるような存在になれるのです。

人前で話すことに対する不安や緊張は、
「伝わりやすさ」を手に入れるスキルを学ぶプロセスで、
自分らしく話せるようになり、
人前で話すことが「喜び」に変わっていきます。

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