逃げる・闘う反応と呼吸の関係

2018/05/09

今日は「逃げる・闘う反応」
というものについて、説明します。

想像してみてください。

ライオンが目の前にいて、
今にも襲ってきそうです。

そんな状況に出くわすことは、
なかなか想定しづらいと思いますが、

私たちの祖先だったら、
よく起きていたことですよね。

 

ライオンを見る。

この視覚情報は脳の真ん中
あたりにある「扁桃帯」でキャッチし、

そこには、いってみれば
「緊急警報システム」があって、
危険に備えて、
脳や体に指令を送り、
全ての優先順位を
この緊急事態に備えるように準備します。

つまり、ライオンから逃げるのか、
ライオンと闘うのかの準備です。

そのどちらにしても、
高いエネルギーが必要となります。

具体的にどんな変化が起きるかと言えば、

心拍数が高まり、
呼吸が浅く速くなり、
血中のエネルギーが
体内に行き渡るようにしたり・・・。

そして、理性的で賢明な
脳の部分は眠らされます。

怖じ気づいたり、
考えすぎて、
動けなくなってしまわない
ように大切なことですよね。

こうした状態は、
自律神経の「交感神経」が
高まっている状態とも言えます。

 

ようやく無事に、
ライオンから逃げることができると、
今までの緊急事態の
指令が解除されるため
「副交感神経」に
切り替わることになります。

 

こうした太古からの本能は、
私たちに与えられた素晴らしい贈り物です。

 

 

さて、この心拍数が高まり、
呼吸が浅く速くなり、
血中のエネルギーが体内に行き渡る・・・。

そんな「交感神経」が
高まっている状態は、
別に昔の人たちだけが
体験していたことではなくて、
私たちの日常にも起きています。

 

私たちがストレスを感じているとき、
まさにこの
「逃げる・闘う反応」をしています。

ライオンのように
目の前から居なくなるような
ことが対象であればいいのですが・・・。

反応している相手が、
上司だったり、取引先だったり、
逃げることも闘うことも
できない相手だった場合には・・・

 

いつまでもストレスを
感じ続けているような状態で
いることになります。

ずっと脅威に備えた
「常時緊張状態」に
なってしまっています。

 

それは、信号待ちで止まっている車が、
常に高いアイドリングで
エンジンをまわし続けているような状態です。

 

そして、大きなストレスであれば、
対処はするけども、
小さなストレスの場合、

なまけている とか 心が弱い

などと思って対処しないで
積み重なってしまうことになります。

 

そんな風に「慢性的な緊張」があると、
常に交感神経が優位と
なってしまっている可能性があります! ここが問題!

 

また、ストレス反応は、
現実に起きたことだけでなく、
空想でも起きます。

 

つまり、頭の中で思考していること。

それによって起きているストレスでも、
体は反応し続けています。

 

私たちの頭の中で
起きている「思考」は、
言葉だけではなくイメージなども見ています。

そして、そうしたイメージを、
脳は現実と空想との区別をしません。

 

分かりやすいところで言えば、

 

「レモン」をリアルに思い出して、
それを口に入れようとすると・・・・。

 

 

 

唾液が出ましたよね?

イメージでも、体は反応しています。

 

 

しかし、私たちの体は、
本来のバランスを知っています。

ストレス状態から、
自然な状態へ戻る為に
「副交感神経」の働きを
優位にしていくことが大切であり、
それが備わっています。

 

「本来の健康な状態」に戻って行く為に、
私たちが今すぐにできることは
『深い呼吸』をすることなのです。

 

交感神経が優位になっている時、
つまり「逃げる・闘う反応」が
起きているときには、

例えば、相手をよく見る必要があり、
瞳孔が拡大。

そうすると目が乾きます。
つまりドライアイになります。

 

私たちは気が緩んだときに涙が出ます。

緊張状態のときには
涙は出ないのですよね。

また、ストレスを感じているときには
胃腸は活動を抑制していたり、
消化液分泌を抑制しています。

 

本来の「逃げる・闘う反応」は、
一時的に敵に対応するために
あらゆる優先順位を変えています。

ですが、例えば胃の調子が悪いとか、
便秘になるとか、冷え性、
ドライアイなどのように
体で感じている不調の多くは、

こうした交感神経が
優位な状態が続いているから
起きていることかもしれません。

 

私は過去にストレスが多かった頃、
便秘、胃痛、冷え性、
肩こり、腰痛、焦り、不安、緊張・・・・

そんな風にたくさんの
不調があるなかで、
便秘には便秘薬、
胃痛には胃薬、
そしてマッサージに何度も通ったり。

とりにかく別々にアプローチをしていました。

同じ根っこから来ていることだと
分かっていなかったのです!

私の人生において、
ヨガに出会っていなかったら・・・
今もいろいろな
不調を感じていると思います。

 

 

すべての器官は、
自働的に動いています。

私たちが意識をしなくても、
すべて完璧に機能しています。

 

ですが、肺の拡張と収縮は、
私たちが「呼吸」によって
コントロールすることができます。

そして、呼吸をコントロール
していくことで
自律神経に働きかけることができます。

 

「吐く息」を「吸う息」の
2倍かけて吐いていくように
練習してみてください。

最初は慣れないかもしれませんが、
繰り返し練習していくことで、
誰でもできるようになります。

「呼吸法」はヨガクラスでも、
丁寧に練習していきます。

からだとこころは繋がっています。

 

先の説明にもあったように。

実は脳の理性を司る部分で、
どうにかストレスを
コントロールしたいと思っても難しいのです。

「緊急警報システム」によって
指令が出されてしまうと、
脳の理性を司る部分は
うまく眠らされて
しまっている状態とも言えます。

だからこそ、
体からのアプローチに
効果があるのですよね!

私たちが毎日の生活の中で、
何かイヤな気分になると
気づいているとき、
それを変えたい、
取り除きたいと頭で思っても、
なかなかそれを変えることが難しいとき、

 

その状態を変化させ、
どのように感じるかを選べる能力は、

感情的自由と、
幸せな人生のためのスキルのひとつです。

 

○認知パターン ○生理的作用 ○神経化学物質

 

このどれかを
変化させることは
状態に影響を及ぼします。

 

心のトレーニングも、
筋トレと同じです。

繰り返しの実践で育っていきます。

実践していくことが大切ですが、
まず、どのように実践をすれば
良いのかをNLPやヨガでお伝えしています。

-NLP, ブログ, ヨガ

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